モスドブランドができるまでの経緯を振り返ってみたいと思います。
ご存じの方もおられるかと思いますが、2008年2月20日に、ミスタードーナツを展開しているダスキンと、モスバーガーを展開しているモスフードサービスとの会見がおこなわれました。
会見内容は、今後、モスドブランドとして双方の店舗を隣接させて出店させたり、カフェなどの新事業も考えていくというものです。また、経営面では、資本・業務提携を結び、株式の持ち合いなども行っていくというものでした。
私たち消費者には、新しい商品・食材が届けられるとうメリットがあるわけですが、供給側のメリットは何だったのでしょうか?
それは、主食+軽食掛け合わせることによる事業拡大と顧客の囲い込みです。
もちろん、新ブランドを立ち上げるため、それに応じたイニシャルコストが発生するわけですが、食材の配達や流通などの面でコストカットを行うことによって効率化を図る模様です。また、国内だけではなく、海外(東南アジアなど)での展開も視野に入っているようです。
ただ、不安材料もないわけではありません。ミスドといえば、賞味期限切れのシロップの使用していたとか、法定外の添加物が混入していたり、異物の混入など安全・管理面での不祥事や事件が続いていることが懸念されています。
食の安全・安心で定評のあるモスと提携することで、ミスドの品質面におけるブランディングが向上すれば一石二鳥ですが、すべてはモスドの品質管理システム、今後の展開次第と言えるでしょう。
どちらの会社もフランチャイズシステムによる外食産業の展開を長年続けてきた老舗の会社です。
モスドとしてお互いかなりの面でプラスになっていくことは間違いと思うので、これからが展開に目が離せません。
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