モスドのミスタードーナツを展開しているダスキンですが、事業内容は滅茶苦茶に幅広いです。
世の中に「ダスキン」と聞いて、ミスタードーナツを思い浮かべる人というのはまれではないでしょうか。
私なんかの場合、「ダスキン」と聞いたら「黄色いモップ」を思い浮かべてしまいます、いまだに(汗)。
ただそれほどに強烈なブランドを築いているのだと思います。それは次の事実が物語っています。
ダスキンは「おそうじ・生活関連サービス」において、モップのレンタルや衛生用品の定期訪問レンタルサービス、レンジフードなどのプロのお掃除などに加え、家事代行サービスのメリーメイドや害虫獣駆除と予防のターミニックス、その他、花と庭の手入れのトゥルグリーン等々、「その分野」において一流の成果を挙げています。
これらの関連事業だけで、2007年度の営業利益は約195億円にも達しました。
言うまでもなく、ダスキンの事業全体の中核です。
そして次に力を入れている事業が「フードサービス」の分野です。この分野ではモスドの基となったドーナツ販売の「ミスタードーナツ」、大人のドーナツカフェ「アンドナンド」やカフェオレと揚げたてのペニエが味わえる「カフェデュモンド」や、女性にも人気の高いヘルシーどんぶり専門店「ザ・どん」のほか、カジュアルなとんかつレストラン「かつアンドかつ」が挙げられます。
このフードサービス分野では、営業利益約44億円で、おそうじ・生活関連サービスに比べると約1/4の利益ですが、それでも大きな利益をあげています。
また「シニアケアサービス」関連でも力を入れています。家族介護のサービス「ホームインステッド」、公的介護保険が適用されるヘルパーサービスの「ダスキンゼロケア」、介護・福祉用具のレンタルと販売の「ヘルスレント」などがあります。こちらの営業利益は上記2つに比べて少額の約4億円。
その他は、ベビー用品やキャンプ・レジャー用品などの「総合レンタル」、さまざまな職業ユニフォームのリースとクリーニングの「ユニフォームサービス」、コーヒーや水の宅配「ドリンクサービス」、自然派化粧品と健康食品の「ヘルス&ビューティー」です。これらの合計で約4億円。
さて、こうしてダスキン全体の事業を見ると、やはり中核は「黄色いダスキン」と言えるかもしれませんね(笑)
ただ、モスドが誕生したことによって、フードサービス関連の営業利益はますます伸ばしそうですね。
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